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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科19巻12号

1965年12月発行

文献概要

対談 臨床検査法シリーズ・4

排卵期推定法をめぐつて

著者: 尾島信夫1 飯塚理八2

所属機関: 1慶応大学産婦人科 2慶応大学家族計画相談所

ページ範囲:P.968 - P.972

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 (ききて)=日常の診療において排卵の有無を確かめたり排卵の時期を推定することは大切なroutine workと思われますが外来においてはどのようにしていますか。
 (こたえ)=laboratory studyと外来における検査とは自ら異なり,外来においては患者を待たしてすぐに判断することが重要なわけです。排卵があったかどうかをきめるのは,子宮内膜を採取しその分泌像形成を認めればよいし,また尿中のプレグナンジオール値を測定してもよいわけですが,時間と手聞がかかるのですぐに間に合いません。しかし決定的診断には両者を欠くわけには行きません。また診療には排卵の有無も大切ですが,何時頃,排卵するであろうか,明日頃か明後日頃からという予測も重要であり,むしろこの方が実際上多く必要と思われます。それには,BBT, CM (頚管粘液)テスト,腟スメアの三者の利用度が高いのです。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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