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文献概要
1948年Rickes等は肝臓エキス中から赤色結晶を分離しこれをビタミンB12(Cyanocobalamin, CN-B12)と命名したが,それよりやや遅れてSmithは4トンの生鮮牛肝臓より約lgの結晶を取り出した。この物質もRickes等のえたものと全く同一のものである。
爾来ピタミンB12に関するいろいろの研究がなされ,B12は肝臓内に含まれている造血因子であるとともに,Castleの外因子の役割を果すものであり,正常の造血に欠くべからざるものであることが明らかにされた。さらにまたB12にはAnimal protein factor (APF)としての作用が認められ,生体内核酸合成,生体内メチル基転位,炭水化物,アミノ酸,脂肪,エネルギー代謝等に重要な役割を演じているとされている。
爾来ピタミンB12に関するいろいろの研究がなされ,B12は肝臓内に含まれている造血因子であるとともに,Castleの外因子の役割を果すものであり,正常の造血に欠くべからざるものであることが明らかにされた。さらにまたB12にはAnimal protein factor (APF)としての作用が認められ,生体内核酸合成,生体内メチル基転位,炭水化物,アミノ酸,脂肪,エネルギー代謝等に重要な役割を演じているとされている。
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