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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科19巻2号

1965年02月発行

文献概要

MY THERAPY in Series・30

婦人尿路感染症の簡易診断と治療

著者: 牛島陽一1

所属機関: 1福岡市天神クリニック

ページ範囲:P.126 - P.127

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 最近,私は産婦人科外来患者に尿カタラーゼ試験をルーチンとして実施し,顕性のみならず潜在性の尿路感染症を発見して診療に大いに役立てている。
 実施法は内診前の排尿時,患者に排尿の前半分を捨て後半尿のみを尿コップに採尿させる。すなわち途中排尿法で採尿した新鮮尿を濾過し,濾紙に3%過酸化水素液を滴加して発泡をみれば尿カタラーゼ試験陽性と判定する。上田ら(内科12巻236頁)によれば,本試験は尿中菌数が10万/cc以上の際は菌種を問わず殆んど100%に陽性となるので,尿中菌数の迅速簡易検査になるといつている。私が尿中細菌定量培養法と尿カタラーゼ試験とを比較検討してみたところは下表の通りであつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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