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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科19巻2号

1965年02月発行

文献概要

PROPOSAL

これからの家族計画

著者: 古屋芳雄1

所属機関: 1日本家族計画連盟

ページ範囲:P.129 - P.130

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 これからの家族計画がいかにあるべきかを論ずるためには過去の家族計画がどんな道をたどつて来たかを一応回顧する必要がある。
 日本には戦前から産児制限運動は一部の社会啓蒙家のあいだで進められていたが,これはどこまでも産児制限であつて家族計画ではなかつた。家族計画と銘打つて,ただ産児制限だけでなく,時にはより多く生ませることを考えたり,殊に優生学的見地にたつて質のいい子供を家庭に送り,いわゆるファミリイ・ウェルフエアに寄与せんことを期する運動は戦後始まつたものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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