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PROPOSAL
これからの家族計画
著者: 古屋芳雄1
所属機関: 1日本家族計画連盟
ページ範囲:P.129 - P.130
文献購入ページに移動 これからの家族計画がいかにあるべきかを論ずるためには過去の家族計画がどんな道をたどつて来たかを一応回顧する必要がある。
日本には戦前から産児制限運動は一部の社会啓蒙家のあいだで進められていたが,これはどこまでも産児制限であつて家族計画ではなかつた。家族計画と銘打つて,ただ産児制限だけでなく,時にはより多く生ませることを考えたり,殊に優生学的見地にたつて質のいい子供を家庭に送り,いわゆるファミリイ・ウェルフエアに寄与せんことを期する運動は戦後始まつたものである。
日本には戦前から産児制限運動は一部の社会啓蒙家のあいだで進められていたが,これはどこまでも産児制限であつて家族計画ではなかつた。家族計画と銘打つて,ただ産児制限だけでなく,時にはより多く生ませることを考えたり,殊に優生学的見地にたつて質のいい子供を家庭に送り,いわゆるファミリイ・ウェルフエアに寄与せんことを期する運動は戦後始まつたものである。
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