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症例
癌変性を来した子宮腟部筋腫の1例
著者: 小林一郎1
所属機関: 1小林産婦人科
ページ範囲:P.147 - P.149
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子宮筋腫の大部分は子宮体部に発生するものであり,頸部に発生するものははなはだ少数でなかでも子宮腟部に発生するものは,きわめてまれである。
諸家の報告を見るに体部筋腫90〜95%に対して頸部筋腫は5〜8%子宮腟部筋腫は0.1〜0.6%の頻度を示しているにすぎない。しかも子宮腟部筋腫の癌変性を来した症例は高原の1例の報告が有るが誠にまれなものである。
子宮筋腫の大部分は子宮体部に発生するものであり,頸部に発生するものははなはだ少数でなかでも子宮腟部に発生するものは,きわめてまれである。
諸家の報告を見るに体部筋腫90〜95%に対して頸部筋腫は5〜8%子宮腟部筋腫は0.1〜0.6%の頻度を示しているにすぎない。しかも子宮腟部筋腫の癌変性を来した症例は高原の1例の報告が有るが誠にまれなものである。
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