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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科19巻2号

1965年02月発行

文献概要

薬剤

アスパラギン酸塩(ヘルタスD錠)の産婦人科領域における使用経験

著者: 伊藤宣孝1 植松修1

所属機関: 1東京逓信病院産婦人科

ページ範囲:P.165 - P.168

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はじめに
 最近,アスパラギン酸塩の薬理作用が,種々の方面から研究され,その臨床的応用についても検討されている。特に肝疾患,心疾患,循環器疾患,低カリウム症,疲労状態の回復等に用いられ好結果がえられたとの報告がなされている。しかし,産婦人科領域においてはアスパラギン酸塩使用による報告は,本邦においては殆んどみられない。
 我々は今回,大日本製薬よりアスパラギン酸と細胞内主要電解質たるK及びMgとを結合させたL—アスパラギン酸カリウム及びマグネシウム塩(ヘルタスD錠)の提供を受け,これを産婦人科領域に試用する機会をえ,興味ある結果をえたのでここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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