icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科19巻3号

1965年03月発行

--------------------

産婦人科時評

著者: 中嶋唯夫1

所属機関: 1日赤産院

ページ範囲:P.222 - P.223

文献概要

 昨年の第2回新生児研究会で,九嶋会長はシソポジウムの一つとして"新生児の栄養"をとりあげられ,その際母乳栄養の大切なことが再び強調され,母乳栄養法の確立さらには人乳銀行についても討論がなされている。
 しかし過日当院で褥婦について,いくつかのアンケート調査をして驚いたわけであるが,以下一寸述べるように保育にっいての関心が低下していて,分娩後2日間は母児異室とし,3日目に昼問丈母親の許で哺乳練習をさせ,4日目から母児同室としているが,半数以上の母親が夜間の保育を希望せず,その後注意してみると,哺乳量の測定を実施したがらない例が多く,近年の人工栄養法の割合の増加は,母親の熱意の低下,すなわち哺育にっいての関心の少ないことも預つているようである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら