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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科19巻3号

1965年03月発行

症例

腎性妊娠血尿と血乳の1例

著者: 渡辺重雄1 佐々木繁1

所属機関: 1新潟大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.231 - P.234

文献概要

はじめに
 泌尿器系における妊娠性変化が慢性腎炎,腎結核などに悪影響を及ぼし,また腎盂炎,膀胱炎を好発させる原因となることはしばしば経験する。しかし妊娠血尿とくに妊娠性腎出血についてはその報告はきわめて少ない。
 われわれは前回妊娠時にも著明な血尿がみられ,今回再び妊娠3ヵ月よりきわめて頑固なかつ強度の妊娠性腎出血をきたしいろいろな止血方法を行なうも殆んど効果が認められず,分娩終了後急速に治癒した症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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