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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科19巻3号

1965年03月発行

文献概要

薬剤

鎮痛剤キヨーリンAp−2の使用経験

著者: 高見沢裕吉1 小林充尚1 工藤純孝1

所属機関: 1千葉大学産婦人科学教室

ページ範囲:P.243 - P.248

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はじめに
 出血と疼痛は婦人生理にはしばしば相伴うものであり,その為婦人は男子に比し,出血や疼痛に対する抵抗力が強いといわれるが,婦人の多くは神経質であり疼痛に対する恐怖心も強い。産婦人科領域で患者の訴える疼痛は下腹痛,腰痛がその主たるものであり,疼痛治療には古来多くの薬剤が使用され,その薬品はきわめて多い。鎮痛効果のもつとも雄であるモルフィン類は,その副作用である耽溺性のためにその使用は特別のもののみに制限される。疼痛は,その種類,程度が色々であり,したがつてそれに適する鎮痛剤を選ぶことはもつとも賢明である。一般に鎮痛剤はその作用機序より第1表のごとくに分類されている。
 また,使用薬剤に従つて分類すると第2表のごとくである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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