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特集 新生児問題
新生児交換輸血療法の手技
著者: 白川光一1
所属機関: 1九州大学医学部産婦人科学教室
ページ範囲:P.277 - P.282
文献購入ページに移動□はじめに
近年わが国においても新生児交換輸血の施行数が増加し,ことに限られた特殊の研究施設でのみならずかなり広範囲に行なわれ,漸次普及しつつあることはよろこばしいことである。
しかしいまだ不十分であり,ことに本療法の適応が従来の新生児溶血性疾患(Morbus hemoly—ticus neonatorum, Hemolytic disease of thenewborn)(以下M.h.n.と略記する)—以前は胎児赤芽球症(Erythrobiastosis fetalis)の名称がより親しまれていた—の他に,核黄疽(Kernicterus)の発生防止策にまで拡大され,その重要性が増しつつあることを思うとなおさらである。
近年わが国においても新生児交換輸血の施行数が増加し,ことに限られた特殊の研究施設でのみならずかなり広範囲に行なわれ,漸次普及しつつあることはよろこばしいことである。
しかしいまだ不十分であり,ことに本療法の適応が従来の新生児溶血性疾患(Morbus hemoly—ticus neonatorum, Hemolytic disease of thenewborn)(以下M.h.n.と略記する)—以前は胎児赤芽球症(Erythrobiastosis fetalis)の名称がより親しまれていた—の他に,核黄疽(Kernicterus)の発生防止策にまで拡大され,その重要性が増しつつあることを思うとなおさらである。
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