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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科19巻4号

1965年04月発行

文献概要

薬剤

分娩ならびに手術に対する2—Methyl−3—Phytyl−1,4—Naplithoguinoneの止血子効果について—特にThrombotestを応用して

著者: 猪本利雄1 峰民也1

所属機関: 1山口県立医科大学産婦人科学教室

ページ範囲:P.331 - P.334

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はじめに
 1959年Owrenが抗凝血薬療法コントロールのための新しい方法として,Thrombotest (以下TTと略す)を発表して以来,内外ともに多くの追試がなされており,わが国では佐竹1)がこの方法を始めて検討し,その後各科領域において,迅速簡単かつ正確であるという長所が認められ,スクリーニングテストとして応用されるようになつた。
 TT Owrenとは肝胆道疾患2)3),腎疾患や出血性疾患によつて低下する第Ⅱ因子,(Prothrom—bin),第VII因子(安定因子),第IX因子(PTC.Christmas factor),第X因子(StuwartProwerfactor)等,4因子の綜合活性を簡単に測定できる複合試薬である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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