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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科19巻5号

1965年05月発行

特集 細胞診

細胞診に必要な検査法ならびに検査手技

著者: 田嶋基男1

所属機関: 1国立がんセンター臨床検査部細胞診検査室

ページ範囲:P.393 - P.399

文献概要

はじめに
 有名な細胞説の創始者M.Schleiden (1838),T.Schwann (1839)はもとより,古くコルクの細胞を視察したR.Hook (1665)においても,「細胞」というものは光学顕微鏡を用いて認識された空間的な概念である1)
 医学的方法論として生理学や生化学のごとく,実体を時間的な立場から機能として把える方法と,形態学のごとく空間的に認識する方法とがある。われわれは通常コスモスというものを時間と空間との2つの概念によつて把握する習慣があり,方法論としてはこの中の各れかの立場を通して,または双方の組合せによつて「もの」の実体を知ることができると考えている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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