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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科19巻6号

1965年06月発行

文献概要

研究

産婦人科領域におけるCatecholamineの意義

著者: 酒井和之1

所属機関: 1東京医科歯科大学産婦人科学教室

ページ範囲:P.461 - P.464

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はじめに
 Holz (1947)らが,尿中にノルアドレナリン様物質を認め,そのものが先にStolz (1904)らによつて合成せられたノルアドレナリン(NA)であることを確かめて以来,副腎髄質にはアドレナリン(A)のみならずNAを含むし,主としてDopamine,NAは神経系に,Aは副腎髄質中に含まれ,体内の種々の機能調節にあづかつていることがしだいに明らかになつた。
 Dopamineの作用はその弱い昇圧作用以外は余り解つていないが,脳にはそれが全カテコールアミン(CA)の50%を占めており,単なるA, NAの前駆物質ではないようである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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