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薬剤
切迫流産患者におけるChlormadinoneによる治療成績
著者: 渡辺金三郎1 八神喜昭1 原田高和1 伊藤裕正1
所属機関: 1名古屋市立大学医学部産婦人科教室
ページ範囲:P.475 - P.478
文献購入ページに移動切迫流産の原因は多元的であるばかりでなく,その原因のうちには検索に日時を要するものおよび未だ推論の域を脱しないもの等もあり,更には本症の症状が区々であるため診断そのものにも困難が伴い,本症に対する適確な診断に基づく治療は未だしの感が深い。
しかし本症の原因のうちには内分泌失調特に妊娠維持ホルモンとして知られている黄体ホルモン不全によるものが多い関係上,切迫流産患者に対する治療法としては一般に黄体ホルモン剤の使用がその主流をなしている現況である。従って各種Gestagen剤による本症の治療成績についての報告は枚挙にいとまのない程である。
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