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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科19巻6号

1965年06月発行

文献概要

薬剤

子宮頸癌患者に対する蛋白同化ホルモンMesanolonの使用成績

著者: 薬師寺道明1 山下鋭一1 園田重則1 荒木忠良1

所属機関: 1久留米大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.483 - P.486

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はじめに
 男性ホルモンに強力な蛋白同化作用のあることは,かなり昔より知られていた。まずもつとも代表的なAndrogenとしてTestosterone-propio—nate,次いでMethyltestosteroneが用いられ,本邦では渋沢1),安田2),小出来3)等の多くの報告を見るが,男性ホルモン作用の分離が完全でなく,副作用等がかなり多く認められるなどの原因から,臨床的に蛋白同化ホルモンとしては広く応用される段階に至らなかつた。しかるに最近になりすぐれた蛋白同化ホルモンが相次いで合成され,その選択に迷うほどである。
 著者等はこのたび持田製薬より蛋白同化ホルモンMesanoloneの提供をうけ,臨床的に使用する機会をえたので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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