文献詳細
特集 無痛分娩の実際
文献概要
はじめに
私たちがサドル麻酔分娩を始めたのは,昭和26年8月で,それからもう13年の月日が流れている。経験例数が集まるたびに3〜4回にわたって,その成績を学会などで報告発表してきたが,このシンポジュウムで,改めて,今までの例数を全部まとめて,まつたく臨床的な見地から検討してみることにした。実施方法については,今日まで数回にわたって説明してきたし,このシンポジュウムで説明する時間の余裕もない。しかも簡単な操作だから,詳細は省略する。原則として,鎮静催眠剤による前処置,サドル麻酔,会陰中央切開,出口鉗子または吸引による娩出,切開縫合となる。また注入麻酔薬は,始め2年間は主として米国製ポントカインを使つたが,その後はもつぱら高比重のヌペルカインを,0.5〜0.8cc使っている。
私たちがサドル麻酔分娩を始めたのは,昭和26年8月で,それからもう13年の月日が流れている。経験例数が集まるたびに3〜4回にわたって,その成績を学会などで報告発表してきたが,このシンポジュウムで,改めて,今までの例数を全部まとめて,まつたく臨床的な見地から検討してみることにした。実施方法については,今日まで数回にわたって説明してきたし,このシンポジュウムで説明する時間の余裕もない。しかも簡単な操作だから,詳細は省略する。原則として,鎮静催眠剤による前処置,サドル麻酔,会陰中央切開,出口鉗子または吸引による娩出,切開縫合となる。また注入麻酔薬は,始め2年間は主として米国製ポントカインを使つたが,その後はもつぱら高比重のヌペルカインを,0.5〜0.8cc使っている。
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