icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科2巻5号

1948年11月発行

文献概要

--------------------

子宮粘膜の再生機序に關する組織學的研究

著者: 芳賀次郞1

所属機関: 1東北大學醫學部解剖學教室

ページ範囲:P.178 - P.183

文献購入ページに移動
緒論
 性成熟期に於ける子宮粘膜組織の周期性變化に對し、始めて確實な科學的根據を與えたのはHitschmann-Adler (1908)の兩氏である。然し、同氏等の所説は1912年以降に於けるSchöderのそれと、特に月經時の變化に關して著しい對立を示している。即ち月經時に當り粘膜の菲薄となる機構をHitschmann-Adler兩氏が腫脹の減退、萎縮に求めたのに對し、Schröderは粘膜の剥離に求めるのである。
 今日一般の支持を受けつつあるのは元よりSchröder説であるが、この際問題となるのは剥離後に於ける粘膜の再生機構である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?