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メチールサイオユラシールによるバセドウ氏病妊婦の治驗
著者: 增淵一正1
所属機関: 1東京大學醫學部産科婦人科學教室
ページ範囲:P.213 - P.215
文献購入ページに移動緒言
バセドウ氏病と妊娠との合併は比較的稀ではあるが、其の經過は複雜で、從つて之が處置に關しても意見は區々であるが、妊娠の重大合併症の一つとして重視すべきは言を俟たない。
一方、1943年Astwoodによりサイオユラシールが甲状腺機能抑制作用の顯著なことが明かにせられて以來、本症治療に一大進歩を來した。其の後危險な副作用の發現が警告されるに至つたが、メチールサイオユラシールによつて其の毒性は著しく低減された。
バセドウ氏病と妊娠との合併は比較的稀ではあるが、其の經過は複雜で、從つて之が處置に關しても意見は區々であるが、妊娠の重大合併症の一つとして重視すべきは言を俟たない。
一方、1943年Astwoodによりサイオユラシールが甲状腺機能抑制作用の顯著なことが明かにせられて以來、本症治療に一大進歩を來した。其の後危險な副作用の發現が警告されるに至つたが、メチールサイオユラシールによつて其の毒性は著しく低減された。
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