文献詳細
--------------------
文献概要
Elizabeth Steel Magee Horpistalに於て,1930年1月から1941年1月までの11年間に,28,846例の分娩があり,そのうち103人が肺結核を合併していた.即ちその頻度は0.35%であつた.5年乃至15年に亘つて經過を視察し得たのは62例で,殘りの41例は病歴が不完全なので此の調査には含めないことにした.
此の62人の妊娠の處置に關しては,妊娠第3ヵ月以内に中絶したものから,豫定日まで持續せしめたものまで樣々であつた.24名は内科醫に流産を勸められた.12名は帝王切開で分娩し,26名は自然分娩であつた.人工流産を行つた大部分のものについて内科醫は不妊術(sterilization)を勸告した.本調査の初期には主として妊娠初期の中絶術を行つたが,調査の後期にはなるべく豫定日の自然分娩を待つことにした.結核の程度は靜止状態のものから,非常に進行したものまで種々樣々であつた.
此の62人の妊娠の處置に關しては,妊娠第3ヵ月以内に中絶したものから,豫定日まで持續せしめたものまで樣々であつた.24名は内科醫に流産を勸められた.12名は帝王切開で分娩し,26名は自然分娩であつた.人工流産を行つた大部分のものについて内科醫は不妊術(sterilization)を勸告した.本調査の初期には主として妊娠初期の中絶術を行つたが,調査の後期にはなるべく豫定日の自然分娩を待つことにした.結核の程度は靜止状態のものから,非常に進行したものまで種々樣々であつた.
掲載誌情報