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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科20巻1号

1966年01月発行

MY THERAPY in Series・40

細胞診における擦過塗抹法について

著者: 藤原篤1

所属機関: 1広島大学

ページ範囲:P.36 - P.37

文献概要

 子宮癌に関する細胞診も,今日では不可欠の常用診として広く普及していることは周知のとおりであるが,すでに進行癌に対する診断法としての価値を論ずる時期は過ぎているようである。
 しかしながら,細胞診本来の目標は初期癌の早期発見にあり,特に近年初期癌の認識が高まると共に,細胞診断学においてもさらに前進して初期浸潤癌や上皮内癌,異型上皮の検出,或はこれら相互の鑑別診断の可能性へと,次第に一層高度な段階にその臨床的価値が要求されつつある現状である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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