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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科20巻1号

1966年01月発行

文献概要

薬の臨床

産科領域におけるアジスト・M・コーワ錠の使用経験

著者: 一宮勝也1 宮川昇1 大塚晴久1 根岸駿夫1 齊藤仁隆1

所属機関: 1東京医科大学歯学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.71 - P.73

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はじめに
 産婦人科外来において,しばしぼ頑固な便秘を訴えるものが比較的多いが,妊娠すると子宮増大による腸管の圧迫,腹筋伸展に伴う腹圧の減弱などによつて,一層便秘し易くなるようである。しかし妊娠時においては,下剤,浣腸等の使用は流早産を招く恐れがあり,特に母胎および胎児に安全な下剤が望まれるのである。
 著者等は古来より用いられていたセンナの有効成分と考えられているアントラセン誘導体中センノミッドA,Bを主体としたKLAX−1(興和K.K.)を入手したので,便秘を訴える妊婦に使用経験し良好な成績をえたので,ここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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