icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科20巻11号

1966年11月発行

外国文献

更年期婦人FSH, LH排泄/羊水置換による流産法

ページ範囲:P.873 - P.873

文献概要

 Albert, A.&Mendoza, D.:Daily fluctuation in excre—tion of follicle stimulating and luteinizing hormones by a postmenopausal woman.JCEM 26(4):371-380, April 1966.
 従来,更年期婦人の下垂体HPG排泄は日によつて2〜3倍の変動があるとされていた。著者は46才婦人,7年前卵摘の1例について,17日間FSH,LH排泄を調べた。まず下垂体ゴナドトロピン量をNIH-HPG—UPM-I mgEqとして測定したところ,平均19〜20で,日により12,別の日に34というように,2〜3倍の排泄量変動がある。FSHはinter—national unitとして表現,111-204の間にあつて,日日の変動が明らかである。LHは24〜72iuの間でやはり日日変動著明。FSH/LHの比は1.9〜5.7の間であつた。
 以上の所見から,HPG測定はmouse uterine weight法で,比較的安定したよい結果がえられるといってよい。つぎに,HPGは日日変動として2〜3fold fluctがあることが確実である。FSH,LH測定は日日のoverlapがない。FSH/LHの比は2〜3fold以上の変動を示す。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら