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薬の臨床
BuTDS (持続型活性B1)による和痛分娩
著者: 田代仁男1 森憲正1 藤崎俊一1 鏡輝雄1 宮川勇生1
所属機関: 1熊本大学医学部産婦人科教室
ページ範囲:P.933 - P.935
文献購入ページに移動分娩時の苦痛が,生理的なものとして放置された時代は過ぎて,"産婦は楽な分娩"をのぞみ,また,分娩に立会う側でも,必要以上の苦痛がもたらすストレス効果を,何らかの方法で除去しようとする傾向が積極的となつた。無痛あるいは和痛分娩の第一条件は,母児の安全であり,ついで,操作の簡単さが,実地上要求される。
進歩した麻酔学の応用は,薬剤による無痛分娩を完全に近く実現したが,麻酔医としての訓練と,実地上の繁雑さはまぬがれず,現在なお一般に普及しているとはいえない。
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