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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科20巻12号

1966年12月発行

文献概要

特集 胎盤 その基礎と臨床

胎盤のホルモン代謝

著者: 東條伸平1

所属機関: 1京都大学医学部産婦人科教室

ページ範囲:P.967 - P.975

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はじめに
 内分泌臓器としての胎盤の意義は妊娠に関係するあらゆる生命現象と直結して重視され,Philipp(1932)1)がこれをホルモン産生臓器とみなして以来この分野では実に枚挙にいとまのない程多くの研究が行なわれ内分泌の特殊性もしだいに判明しつつある。
 ところで,従来よりの研究では胎盤の分泌するホルモンが母体にどのような作用を及ぼすか,母体側からみた妊娠維持の機構にどのような役割りをもつかということに主力がそそがれ,各ホルモンのいわゆる標的臓器の変化や,尿,血液中のホルモンの動態からその作用を類推するといつた方法がとられてきた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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