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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科20巻12号

1966年12月発行

文献概要

薬の臨床

切迫流産患者に対するChlormadinone acetateの使用経験

著者: 小川次男1 土橋睦夫1 秦喜八郎1

所属機関: 1県立宮崎病院産婦人科

ページ範囲:P.1023 - P.1025

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はじめに
 Hydroxyprogesterone誘導体として,Ringoldら(1959)1)により合成された6α—chloro—Δ6−17αhydroxyprogesterone acetate (chlormadinoneacetate)(図1)は,動物実験において,強力な黄体ホルモン作用,妊娠維持作用を示しながら,胎仔男性化作用の認められないすぐれた経口gestagen剤であることが報告され,その臨床効果についても多くの知見があるが,私達も,1錠中にchlor—madinone acetate 2mgを含有するLutoral (塩野義製薬)の提供を受け,切迫流産患者に使用し,かなりの効果を認めたので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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