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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科20巻2号

1966年02月発行

綜説

脂溶性ビタミンの産婦人科臨床応用—特にピタミンE.Kを中心として

著者: 足高善雄1

所属機関: 1大阪大学

ページ範囲:P.89 - P.92

文献概要

はじめに
 脂溶性ビタミンであるビタミンA,D,E,F,Kは古くからそれぞれ抗眼球角膜乾燥因子,抗佝僂病性因子,抗不妊症因子,脂溶性成長因子および抗出血性因子として特有の働きを持つビタミンであることが知られ,産科婦人科領域でもその臨床的価値の高いことが認められ,ことにビタミンE,Kについてはその応用面において驚異的な再認識と再評価の声が高くなつてきたようである。
 もともとビタミン類は一般にその使用において臨床の実際からみて,それらの欠乏症状の出現を認めるよりも早く,それぞれ低下症を予め早期に発見して早期補給による治療が望ましいことはいうまでもないが,近年大量のビタミン類が予防的な意味で,むしろ過剰に投与されている傾向がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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