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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科20巻2号

1966年02月発行

文献概要

講座 新生児疾患診断のポイント・2

チアノーゼのつづく成熟児

著者: 安達寿夫1

所属機関: 1東北大学産婦人科教室

ページ範囲:P.121 - P.123

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 前回は新生児疾患診断の第1のポイントはまず正しい臨床診断名を知りそれを主要症状別と病因別に分類して整理しておくことであることを述べた。これはいたつて当然のことであるが新生児の疾患名は相当頻度の高いものでもごく最近になつて新しい表現が用いられるように変つたものが少なくないので,とくにはじめに強調したかつたためである。人の名がついているようなまれな疾患も新生児期には多いが,この方は臨床家がすべてを記憶しておく必要はなく辞書みたいな参考書のどこをみればよいか心得ているだけでよいであろう。
 前回とりあげた症例は嘔吐が主要症状だつたので今回は日常ありふれたチアノーゼを主要症状とした成熟児の診断のすすめかたを症例をあげて説明し,そこから考えられる診断のポイントの2〜〜3を強調したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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