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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科20巻2号

1966年02月発行

文献概要

臨床

スミアーの通信検査の検討と問題点

著者: 山崎高明12

所属機関: 1神戸医科大学産科婦人科学教室 2兵庫県がんセンター婦人科

ページ範囲:P.149 - P.151

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はじめに
 子宮癌の早期発見を行なうには集団検診等による大衆への啓蒙はもちろん重要であるが,一方診療の第一線にある開業医の早期子宮癌に対する認識を高めることも必要である。前者は労多くして効少なしの感が強いのに反し,後者こそ早期発見の実を挙げる最良の方法と考える。
 今日Smear testは可視癌はもちろん,不可視癌も診定しえるもつとも簡便でしかも信頼度の高い子宮癌診断法として広く用いられているが,1つの病院,1つの診療所がその外来患者のみを対象として実施したのでは,この診断法の恩恵を受ける範囲がきわめて限られる。またたとえ広範囲に実施したとしても短期間に終つたならばその成果は少ない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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