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臨床婦人科産科20巻3号

1966年03月発行

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外国文献

estrogenと成長ホルモン

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ページ範囲:P.196 - P.196

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Frantz, A.G.&Rabkin, M.T.:Effects of estrogens and sex diffe—rence on secration of human gro—wth hormone
 J.Clin.Endocrinal.Metab.25(11):1470-1480, Nov.1965.
 成長ホルモン(HGH)のradioi—mmunoassay法が出来てから,低血糖はHGH分泌を促し,糖負荷は抑制するという事実,HGH分泌は旦内でかなり変動がある事実,などが明かにされて来て注目をひいている。著者らは男子28名,女子51名について起床空腹時,その後1-3時間,diethylstilbesterol 25mg,1日2回,4週投与後の血清HGHをGlick法(Nature 199:784,1963)でしらべた。起床空腹時のbasalの状態では,男女とも大多数1.0mμg/ml以下で差がない。その後1〜3時間のambulatoryの状態では,男は依然として1.0mμg以下が多いが,女では0.3-3.0の間,平均6.5mμgになつた。diethylsti—lbesterd男1日50 mg,女1日5mg投与で,basalおよびambul—atoryのHGHをみると,たとえば第5日では,basalは男女とも差なく,平均4.2mμgに上昇した。つまり女のambulatoryの状態に近づいていた。つぎにambulatoryのHGHはdiethyl第5日に平均16.5mμg (男女差なし)で,著しく増加している。diethyl投与によるHGH上昇は,真にHGH産生が亢進したので,末梢における破壊が減少したためではない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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