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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科20巻3号

1966年03月発行

臨床

内臓大脱出症の1例

著者: 斎藤博之1 千葉泰男1

所属機関: 1横手市平鹿総合病院産婦人科

ページ範囲:P.215 - P.218

文献概要

はじめに
 臍帯ヘルニアは約5000の分娩に1例の割にみられ,単純なものから,腹壁破裂部より脱出した内臓が広く露出しているもの,さらには胎盤の附着を伴ない他の重大な奇形を合併し,多くは死産に終るものに至るまで種々の程度があり,その治療効果については到底一率に論ずるわけにはいかない。
 このうちEventration (内臓大脱出症)といわれるものは17000回の分娩に1回といわれているが,われわれは最近その1例に遭遇し,手術を試みる機会をえたのでここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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