文献詳細
臨床
文献概要
はじめに
臍帯ヘルニアは約5000の分娩に1例の割にみられ,単純なものから,腹壁破裂部より脱出した内臓が広く露出しているもの,さらには胎盤の附着を伴ない他の重大な奇形を合併し,多くは死産に終るものに至るまで種々の程度があり,その治療効果については到底一率に論ずるわけにはいかない。
このうちEventration (内臓大脱出症)といわれるものは17000回の分娩に1回といわれているが,われわれは最近その1例に遭遇し,手術を試みる機会をえたのでここに報告する。
臍帯ヘルニアは約5000の分娩に1例の割にみられ,単純なものから,腹壁破裂部より脱出した内臓が広く露出しているもの,さらには胎盤の附着を伴ない他の重大な奇形を合併し,多くは死産に終るものに至るまで種々の程度があり,その治療効果については到底一率に論ずるわけにはいかない。
このうちEventration (内臓大脱出症)といわれるものは17000回の分娩に1回といわれているが,われわれは最近その1例に遭遇し,手術を試みる機会をえたのでここに報告する。
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