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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科20巻4号

1966年04月発行

研究

晩期妊娠中毒症母体より出生した児のその後の身体発育に関する研究

著者: 山梨靖夫12

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部産婦人科学教室 2国立公衆衛生院母性小児衛生学部

ページ範囲:P.275 - P.279

文献概要

はじめに
 晩期妊娠中毒症が,胎児の発育に影響を及ぼし,その発育を阻害することは従来の報告1), 2)からして明らかである。しかしながら,出生後の児の発育については,いまだに不明の点が多い。この理由は,主として晩期妊娠中毒症母体より出生した児に,未熟児あるいは虚弱児が多いからに他ならない。従つて,晩期妊娠中毒症と出生後の児の発育との関係を評価するには,少なくともこれらの児を除いて,出生後の児の発育を追跡研究することが必要である。このような観点から,私は,出生後3ヵ月における児の身体発育を出生時体重階級別に調査研究したので,ここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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