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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科20巻4号

1966年04月発行

薬の臨床

前投薬としてのジアゼパム・セコバルビタール剤混合投与の価値

著者: 森新太郎1

所属機関: 1住友病院産婦人科

ページ範囲:P.319 - P.321

文献概要

はじめに
 前投薬の目的としては(1)鎮静をうるため,(2)新陳代謝の低下のため,(3)麻酔剤の副作用に抵抗するため,(4)手術の副作用に抵抗するため,(5)痛覚の閾値を少しでも上げるためなどがあげられておる。現在では前投薬なしの麻酔ということは考えられなくなつたといわれておる。而してこの前投薬としてはモルフィン,モルフィン代用品,ベラドンナ剤,バルビタール剤,フェノチアジン製剤など各種のものが用いられている。私は広範囲精神身体調整剤Benzodiazepine誘導体Diazepanの製剤(セルシン)とバルビタール属のうち短時間作用性のSecoarbital剤(アイオナール)の混合剤を産婦人科腰麻使用手術の前投薬として使用したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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