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薬の臨床
分娩時出血量の血色素値に及ぼす影響とα—derferon投与効果
著者: 山元貞彦1
所属機関: 1トヨタ病院産婦人科
ページ範囲:P.393 - P.399
文献購入ページに移動はじめに
妊婦が貧血傾向を有することは古くから認められていることで「生理的貧血」「仮性貧血」等と呼ばれとかく等閑に附されがちであつた。
近時妊婦貧血が問題視されるようになつてからさらに産後の長期に渉る血液学的検査も数多く行なわれ報告されているが,分娩直後より産褥10日までの短期間の血液像,ことに分娩時出血量と血色素値に関する逐日的検索は余りなされておらない現状である。
妊婦が貧血傾向を有することは古くから認められていることで「生理的貧血」「仮性貧血」等と呼ばれとかく等閑に附されがちであつた。
近時妊婦貧血が問題視されるようになつてからさらに産後の長期に渉る血液学的検査も数多く行なわれ報告されているが,分娩直後より産褥10日までの短期間の血液像,ことに分娩時出血量と血色素値に関する逐日的検索は余りなされておらない現状である。
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