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臨床
急性羊水過多症を伴つた髄膜瘤の1例
著者: 中沢理1 井関英夫2 桜井皓一郎2
所属機関: 1市立大町病院産婦人科 2信州大学医学部産科婦人科学教室
ページ範囲:P.472 - P.476
文献購入ページに移動羊水過多症は全妊娠中の0.1〜0.5%の頻度に認められ,羊水の増量状況より慢性羊水過多症と急性羊水過多症に大別される。急性は慢性の約1/10程度と比較的まれであるが,一般に重症なものが多く,治療によつて改善せず,流早産を起こすことが多い。
また羊水過多症時には胎児に種々の奇形を合併することが多く,すなわち無脳児,脊椎破裂,消化器の閉塞などが多い。
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