文献詳細
薬の臨床
文献概要
はじめに
筆者ら1)はさきに東北大学医学部附属病院産科における最近20年間の新生児栄養法の変遷とその成績についてまとめて報告した。
その結果①早期新生児期の栄養法は母乳確保のため重要であること,②早期新生児期の未熟性に応じた栄養の種類や濃度を考慮すべきであることを述べた。ところがその後わが国で今まで市販された育児用粉乳とは異なつた考えかたで蛋白を処理した新生児専用ミルクがつくられ,平田教授2)らは基礎臨床の両面からこれを検討してその優秀性が認めている。
筆者ら1)はさきに東北大学医学部附属病院産科における最近20年間の新生児栄養法の変遷とその成績についてまとめて報告した。
その結果①早期新生児期の栄養法は母乳確保のため重要であること,②早期新生児期の未熟性に応じた栄養の種類や濃度を考慮すべきであることを述べた。ところがその後わが国で今まで市販された育児用粉乳とは異なつた考えかたで蛋白を処理した新生児専用ミルクがつくられ,平田教授2)らは基礎臨床の両面からこれを検討してその優秀性が認めている。
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