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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科20巻7号

1966年07月発行

外国文献

妊娠中の出血,他

ページ範囲:P.509 - P.509

文献概要

 Hobbs, M.S.T.& Acheson, E.D.:Secondary sex ratio fol—lowing bleeding in pregnancy.Lancet I:462-463, Feb.26, 1966.
 Rhodes (Lancet 2:718,1965)の分娩前出血527例では,生れる子の♂:♀比が♂の方が高くなつた。すなわち♂:♀=102:100が正常であるが,前置胎盤では120:100,原因不明の出血では135:100,accidentalhemorrhageでは実に206:100で最も高い。Hibbard (Lancet 2:955,1965)の1663出血婦人については,前置胎盤129:100,原因不明出血127:100,胎盤剥離では正常比である。著者はoxford地区1962〜1965年3月までのsingle birth22,458件をしらべたが,その♂:♀=107:100,このうち分娩後出血では95:100で女子多く,胎盤残留による後出血では102:100で正常比,これに反し,前置胎盤103:100(正常域),原因不明の前出血122:100でやや高く,threatened miscarriage169:100で最も男子が多かつた。流産児は男子が多いことが知られているが,それと一致する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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