icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科20巻7号

1966年07月発行

研究

分娩時疲労に関する研究—特にポータブルフリッカー測定器,尿Donaggio反応および握力計による変動について

著者: 木村隆1

所属機関: 1東京医科歯科大学産婦人科教室

ページ範囲:P.549 - P.553

文献概要

はじめに
 疲労に関する研究は産業医学,スポーツ医学,軍事医学などにおいて行われているが臨床医学,特に産科学の立場より究明されたものは数少ない。これは分娩に際しての疲労というものが案外軽視されてきたためではないかと思う。また疲労という言葉は日常無造作に用いられている割に具体的数量的に理解されていないということあるいは方法論的に困難であるということもその原因であろう。私は分娩に際しての疲労を仮に分娩時疲労と名づけ,これを工研式ポータブルフリッカー測定器,尿ドナジオ反応,Smedley氏握力計を用いて生理学的および生化学的に調べてみたので少数例ではあるがその概要を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら