文献詳細
MY THERAPY in Series・46
文献概要
妊娠すると下腹痛・腰痛・下肢索引痛などの神経障害がしばしばみられます。この傾向は妊娠後半期にとくにいちじるしく,そのために日常の生活になんらかの支障をきたしています。下腹痛が強い妊婦では,ときに陣痛と誤り,ときには虫垂炎と誤診された例もあります。
このような妊婦の下腹痛・下肢索引痛の特長は,(1)疼痛の部位が日時によって移動することが多く,(2)疼痛の持続時間も不定であり,(3)内診によつて骨盤壁・とくに閉鎖神経が走つているあたりに圧痛を証明できることが多く,(4)しかも,この際にはしばしば季肋部・側腹部・鼠径部・大腿内側・腰部などに痛みが放散します。
このような妊婦の下腹痛・下肢索引痛の特長は,(1)疼痛の部位が日時によって移動することが多く,(2)疼痛の持続時間も不定であり,(3)内診によつて骨盤壁・とくに閉鎖神経が走つているあたりに圧痛を証明できることが多く,(4)しかも,この際にはしばしば季肋部・側腹部・鼠径部・大腿内側・腰部などに痛みが放散します。
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