icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科20巻8号

1966年08月発行

薬の臨床

ビタメジンの臨床経験

著者: 高見沢裕吉1 高野昇1 新井一夫1 工藤純孝1 具田豊郷1

所属機関: 1千葉大学産婦人科

ページ範囲:P.677 - P.681

文献概要

はじめに
 ビタミン研究の進歩に従いビタミンB群についても,その化学構造とともに生体内作用機序が明らかにされつつある。ビタミンB群は細胞の組織吸収に際し糖質の酸化過程には必須のものとして重要な意義を知られているが,この中でもB1は抗神経炎,抗脚気性のビタミンとして,B6は抗皮膚炎因子として,またB12は抗悪性貧血因子として臨床上用いられている。近年生化学酵素学の進歩と共に,B群の活性化の問題が明らかにされ,各々アミノ酸代謝,蛋白代謝,脂質代謝,糖質代謝に関与する機序も解明されてきた。
 今回われわれは三共K.Kより,活性型B1,B6B12の配合されているビタメジンの提供を受け,臨床使用する機会をえたので以下述べたいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら