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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科20巻9号

1966年09月発行

文献概要

特集 産婦人科医のための臨床薬理・2

ホルモン剤

著者: 梅原千治1

所属機関: 1東京医科大学内科

ページ範囲:P.715 - P.719

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 今日,ホルモン剤はきわめて多方面に利用され,治療あるいは診断に役立つているが,このホルモン剤の使い方あるいはその目的は,一昔前とは全く一変したといえる。それは,ホルモンの持つている自然の生理作用とは異質の薬理作用の応用が,むしろホルモン剤の臨床応用の主流を占めることになつたからである。そして現在,ホルモン剤の治療的応用は,第1表に示したごとく,大きく分けて 1)補充療法(replacement thera—py) 2)薬理療法(pharmacodynamic thera—py) 3)抑圧あるいは,はねかえり療法(sup—pression therapy) 4)拮抗療法(antagonistictherapy)に分けることができると私は考えている。さらに,ホルモン剤を使用した診断的応用も重要な臨床応用の1つであるが,今回は紙面も少い関係上,上述の分類に従つて,ホルモン剤の治療応用上の2,3の点にふれておくに止めたいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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