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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科20巻9号

1966年09月発行

薬の臨床

産婦人科領域におけるEmpynaseの使用経験

著者: 木村隆1

所属機関: 1都立荏原病院産婦人科

ページ範囲:P.757 - P.760

文献概要

はじめに
 分娩後の腟会陰裂傷縫合部腫脹による疼痛は褥婦にとつて軽度の場合は問題ないが,腫脹浮腫がひどい場合や炎症が強い時はかなりの苦痛であることが多い。この治療のために従来はサルファ剤や抗生物質の投与によつて感染防止を計りあとは「創の自然治癒をまつ」のみであり患者の苦痛を緩げるまでにはかなりの時間を必要とした。
 1836年Purkinje,Pappenheimにより蛋白分解酵素trypsinが発見されて以来,種々の蛋白分解酵素が見出されさらにTillet1)Macforland2)などにより1949年項より,次第に詳細が解明され開発されてきた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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