文献詳細
研究
文献概要
はじめに
ロイシルグリシンに作用する酵素ロイシンアミノペプチダーゼ(LAP)は1958年Rutenburgらが膵癌患者の血清中に本酵素活性の上昇を発見,その診断に利用できることを報告してから膵頭部癌,胆道癌,胆石症による閉塞性黄疸の診断には欠くべからざる検査法となつている。われわれは血清中の本酵素測定法について若干の検討を試み,正常妊婦および産婦人科領域における疾患について血清中の本酵素活性値を報告する。
ロイシルグリシンに作用する酵素ロイシンアミノペプチダーゼ(LAP)は1958年Rutenburgらが膵癌患者の血清中に本酵素活性の上昇を発見,その診断に利用できることを報告してから膵頭部癌,胆道癌,胆石症による閉塞性黄疸の診断には欠くべからざる検査法となつている。われわれは血清中の本酵素測定法について若干の検討を試み,正常妊婦および産婦人科領域における疾患について血清中の本酵素活性値を報告する。
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