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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科21巻11号

1967年11月発行

症例

再生不良性貧血の3症例について

著者: 鳥越正1 和田等1 杉直人1 土江仁1 後藤政明1

所属機関: 1山口大学医学部産婦人科教室

ページ範囲:P.907 - P.910

文献概要

はじめに
 再生不良性貧血aregenerative anemiaは,再生機能減弱性hypoplastic anemiaと再生不能性貧血aplastic anemiaとに分類されるが,一般には再生不良性貧血と再生不能性貧血が同義語に解釈されているようである。本症はEhrlich (1888)によりはじめて報告されたもので,以来かなりの記載が見られるが,妊娠と合併することはまれであるとされている。原因も続発性のものを除いてはほとんど不明であり,その治療もいろいろ試みられているが,予後はきわめて不良であるといわれている。われわれは,最近,妊娠に合併した2例,子宮頸癌に合併した1例を経験したので,ここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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