icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科21巻12号

1967年12月発行

文献概要

グラフ

Waters氏法による腹膜外帝王切開術

著者: 明石勝英1 小森昭1

所属機関: 1札幌医科大学産婦人科教室

ページ範囲:P.943 - P.946

文献購入ページに移動
 腹膜外帝王切開術にはLatzko氏法とWaters氏法の2つの代表的術式がある。Latzko氏法は膀胱側方の膀胱筋膜を切開して外側臍靱帯を結紮切断し,側方より膀胱を剥離する方法である。これに対しWaters氏法は,膀胱正面の膀胱筋膜を切開して膀胱筋層をむき出しにし,中臍靱帯を結紮切断して膀胱を剥離し子宮頸部前壁に到達する方法である(図1,2,3,4)。したがつて本法はLatzko術式に比し,手術野が広い,子宮口開大度に制約なく施行しうるなどの利点を有するより解剖学的方法である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?