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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科21巻12号

1967年12月発行

文献概要

特集 産婦人科の救急処置

大出血の救急処置

著者: 品川信良1

所属機関: 1弘前大学医学部産婦人科教室

ページ範囲:P.947 - P.950

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はじめに
 産婦人科領域の大出血のなかには,その本態がよく分かつていないため,本当に正しい治療が行なわれているとは,まだいえないものもあるが,大抵は,普通の止血や輸血の態勢さえ備わつておれば,なんとかなるものばかりである。しかし不幸にして,現在のわが国の実情は,それとは縁遠く,このため出血による死亡は,わが国における産婦人科患者死亡,なかんずく妊産婦死亡の主因の1つになつている。
 本稿においては,まず,1)基本的に大切な,いわばpremedicalな問題点をを2〜3列挙した上で,2)私たち産婦人科医が遭遇する大出血の個々の場合について,簡単に述べることにする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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