icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科21巻2号

1967年02月発行

特集 産婦人科手術と隣接臓器の諸問題

小腸,大腸,直腸

著者: 西村敏雄1 吉田吉信1 松田晋2

所属機関: 1京都大学医学部産婦人科教室 2京都大学医学部外科教室第2講座

ページ範囲:P.101 - P.108

文献概要

〔産婦人科の立場から〕
はじめに
 産科婦人科手術中,癒着その他の病変のため,やむなく腸管を損傷したり,性器悪性腫瘍の浸潤が腸管の一部に波及している場合とか,また対象となる腫瘤自体は陳旧性附属器炎あるいは子宮内膜症によるものなど,性格において良性であつても腸管との癒着高度のため剥離困難であるが一部腸管を合わせて切除すれば根治目的を達しうる場合,あるいは偶然腸腫瘤を発見したり,さらに術後イレウスに遭遇したような場合に腸管手術の知識と技術を持つていることはメスをとる産婦人科医として大切な要件であろう。以下,腸管手術の原則的事項と,しばしば,われわれが遭遇する種々の場合につき,その診断・処置の概要を述べてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら