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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科21巻2号

1967年02月発行

連載講座 産婦人科医のための血液学・2

性周期と血液

著者: 松田正二1 藤本征一郎1

所属機関: 1北海道大学医学部産婦人科教室

ページ範囲:P.141 - P.145

文献概要

はじめに
 血液はわれわれの身体の一部であり,単なる液体ではなく,生命現象を営む細胞を含む一つの流動組織である。採血が容易なことから,多くの研究が血液に関してなされており,性周期に伴う血液諸性状の変動についても,古くより,種々の知見が報告されている。
 近年,臨床検査の普及と進歩に伴い,疾患の臨床診断は急速に向上してきているが,しかし,その検査成績の正確なる判読および理解のためにも,婦人の性周期における諸検査成績の生理的変動(Physiological Variation)すなわち,Menstrual Variationについて正しい知識をもつことが,婦人患者の診療ならびにその管理に大切なことはいうまでもない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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