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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科21巻2号

1967年02月発行

臨床瑣談

私の常用法とする初早期妊娠確定法に対する一部誤解の弁明

著者: 安藤畫一

ページ範囲:P.148 - P.149

文献概要

 初期妊娠確定法としての人絨毛性性腺刺激ホルモン(human chorionic gonadtropin, H.C.G.)の証明法が,旧式の動物試験法から動物不要の新式免疫学的検査法に改良された今日において,私は敢えて頸管粘液結晶形成現象(Cervical mucus crystalization, C.M.C.)の使用に思いつき,その簡易即決法なる点において,常用法となし得ることに自信を得,これを汎く実地家諸君に推奨すべきであると決意して,すでに数回に至つてその見解を発表し,最近では本誌第20巻第12号にそのやや詳細を説明したのである。
 然るに遺憾にも未だにその賛意の発表がないのみか,一部にはその真価を疑うが如き声を聞くに至つた。そこで思案の結果まず本法の概要を指示した後,誤解の素と推定される点を指摘して敢えて弁明としたのである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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