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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科21巻2号

1967年02月発行

文献概要

研究

前,早期破水の予防および処置

著者: 山梨靖夫12

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部産婦人科教室 2国立公衆衛生院母性小児衛生学部

ページ範囲:P.151 - P.155

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はじめに
 正常の破水は,分娩陣痛とともに,開口期の終り頃,子宮口が全開大かまたはこれに近い状態の時に起こるもの1)であるが,開口期以前,すなわち分娩陣痛開始前に破水すると,これを前期破水といい,分娩陣痛開始後,開口期の進行中において子宮口が全開大に達せず,5cm以下の直径で破水2)すると,これを早期破水という。両者をあわせて広義の早期破水ということが多い。前,早期破水はしばしば分娩時障害を伴なう。
 私は,昭和36年1月1日より同37年7月4日までの都立墨田産院における妊娠第8ヵ月以降の分娩総数1,470例(双胎9例を含む)中の前,早期破水249例に関する統計的観察を行ない,周産期児死亡の減少をはかるべく,その予防および処置について検討した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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