icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科21巻3号

1967年03月発行

文献概要

グラフ

子宮頸癌治療後の静脈撮影の応用

著者: 相馬広明1 武市恂1 山本富士雄1 小松良竹1 吉田正1 根岸能之1

所属機関: 1東京医科大学産婦人科教室

ページ範囲:P.177 - P.180

文献購入ページに移動
 子宮頸癌根治手術後および放射線治療後に下肢に頑固な浮腫が発生し消褪せずまた疼痛をともない患者を長く苦しめることが多いが,その場合即座に癌再発によつて併発したものと判断してよいのか,それとも血栓形成によつて生じたものかの判定は触診だけではつき難く,このような症例に対しては静脈撮影法の応用が有力な診断方法となりうる。現在用いられている静脈造影法にはカテーテル静脈挿入法,経骨髄性静脈造影法,下大静脈穿刺法等があるが,私どもはカテーテル法を用いている。以下これらの症例に応用した静脈撮影による診断例をお目にかける。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?